2021年12月、内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチXi」を新たに導入しました。
当センターでは2012年より「ダヴィンチSi」を導入しており、現在では消化器・肝胆膵外科、泌尿器科、婦人科の手術で実績を上げています。
今回導入した新しいダヴィンチXiは、旧機種に比べアームの可動域が向上し、手術台と連動することで、広範囲な術野展開が可能になるほか、さまざまな機能が充実しています。
これにより手術時間の短縮が可能となり、患者さんの身体への負担を軽減します。
今後は手術領域を広げ、活用範囲を増やしていきます。
ダヴィンチとは…
1990年代にアメリカで開発された手術支援ロボットです。
患者さんのお腹にあけた小さな穴に、手術器具を取り付けたロボットアームと内視鏡を挿入し、医師がサージョンコンソールと呼ばれる操作ボックスの中で、内視鏡画像を見ながら操作して手術を行います。術者の操作に連動して鉗子の角度を自由に変えることができるため、より繊細な手術が可能で、手術の幅が広がります。