Web上で診療録を閲覧できる“あをによし医療ネット”
インターネット回線を用いて奈良県総合医療センターの電子カルテ内の放射線画像や検査データなどの診療情報を登録医の先生方が閲覧することができるネットワークシステムです。
ご利用には登録医の手続きが必要です。登録完了後に利用手続きの案内をさせて頂きます。
特徴
- 当センターの地域医療連携ネットワークに参加している登録医の先生方は、当センターの診療情報を共有できるため、より的確な治療ができます。
- 治療経過について、当センターのデータを含めて患者さんに説明できます。
- 検査の重複を避けることができます。
※あをによし医療ネットを利用開始するには運用規程、利用マニュアル、ID-Link利用約款に同意が必要です。
※閲覧するには患者さんの同意が必要です。
※H28年4月 診療報酬改定に伴い、「電子的診療情報評価料」が取得できるようになりました。
メリット
閲覧施設(登録医)のメリット
- 紹介患者の診療情報を把握することで、より質の高い診療が可能になります。
- 患者側からのヒアリングに対して、診断情報等の事実関係をすぐに確認することができます。
患者さんのメリット
- 検査や処方などの重複削減による患者負担の低減になります。
- 同一患者の診療情報をかかりつけ医と共有するため、転院や在宅療養時も安心できます。
閲覧可能な情報
項目
患者基本情報、バイタル情報、検体・細菌検査結果、処方・注射・画像オーダ、診療情報提供書、退院サマリー、エコー画像、放射線画像、内視鏡レポート、生理検査結果
範囲
平成27年4月1日以降のデータ
セキュリティについて
医療情報は、個人情報の取り扱いの中でも、もっとも厳重に保護すべき情報の一つです。あをによし医療ネット導入後は、いつでも簡単に、自由に、診療情報を閲覧できますが、その自由度から個人情報漏えいの危険性に常に晒されています。システムの上では、万全なセキュリティ対策を行っておりますが、個人情報を大切に扱う共通認識を持つことが重要です。詳細については運用規程の「利用者の責務」および利用マニュアルの「セキュリティについて」の項をご参照ください。