インタビュー バンビナース編
バンビの本音♪
当センターに就職して3ヶ月が過ぎようとしているバンビナースの3人に今の気持ちを聞いてみました。
A:助産師バンビ B:病棟バンビ C:救急・集中治療センターバンビ
看護師としての第1歩
当センターに就職を決めた理由は?
A:助産師を目指していて、急性期で幅広い妊産婦さんへのケアを学びたい、そして、学生時代から災害医療に興味があり、災害時に役に立てる助産師になりたいというのが、私の目指す姿でした。奈良県総合医療センターは急性期病院で災害拠点病院でもあり、自分の目指す助産師像に近づけるのではないかと思えたのが1つ目の理由です。2つ目の理由としては、新人への研修も充実しているということです。私自身、不器用なのでバンビナースサポートシステムで温かく育ててもらえると嬉しいなと思ってここに決めました。
B:私は、自分の学校に届いていたパンフレットがこのセンターを知るきっかけでした。最新の医療が取り入れられていることで、そういったところを勉強したいと思ってここに決めました。あと、出身校は大阪にあるのですが、大阪では急性期病院は急性期病院っていう感じですが、ここは急性期病院でありながら地域にも密着しているところが魅力でした。
C:私は奈良県立病院機構看護専門学校の卒業生なので、実習病院という安心感と私自身、急性期看護に興味があったので、就職するなら救急医療に力を入れている病院がいいなと思い、ここに決めました。
就職してからどうですか?
A:災害医療がしたくて就職したけれど、就職して3か月、今は、とにかく目の前の仕事を覚えることに精一杯で埋もれてしまいそうですが、同期や先輩たちに支えられて頑張れてます。
B:毎日、忙しくて、勉強が追い付かない時もあって、今の一番の悩みですが、毎日フォローの先輩がついてくださっているので、わからないことは先輩に聞いて、その日のうちに解決できるようにしていきたいと思ってます。
C:断らない救急なので、患者さんの出入りも多く、できてないこともたくさんあるんですが、チームの先輩方みんなに見守られながら、日々、頑張ってます。
就職してから臨床現場に行くまでの流れについて教えてください。
B:はじめに全職種合同研修があって、その後各所属で1週間くらい先輩看護師や、看護補助者さんのシャドウイング、その後、順に受け持たせていただく患者さんの数が増えていく感じです。夜勤は6月の中旬頃から、はじめは誰も受け持たず、先輩について夜勤を体験するところから始まりました。その後、見習いを2回して徐々に慣れていきました。
C:救命は、先輩についてもらいながら、2人で1人の患者さんを受け持たせていただいて、順に1人で1人の患者さんを受け持たせていただきました。夜勤は6月のはじめ頃、シャドウイングとして先輩と一緒に患者さんを受け持たせていただいて、次から先輩の見守りのもと、1人で患者さんを受け持たせていただきました。自分で体験してみないとわからないこともあるので、1人の受け持ちを通して夜勤見習いを実施した感じです。
A:はじめは、Baby係から始まりました。1日、赤ちゃんのバイタルサインやミルク、沐浴等を先輩と一緒に実施して、その後、1人でケアするようになりました。2週間ぐらいして、妊婦さんの受け持ちが始まりました。夜勤もやっぱりBaby係から始まって順に・・・という感じです。
実際にお仕事を始めて、職場の雰囲気はどうでしたか?
A:先輩方がいつも「大丈夫?」って気にかけてくれています。最初感じたのは、みなさん感謝の気持ちをもって働いている人が多いなと思いました。私たちは、はじめ、少しでもできることがあると嬉しいので、あれやって、これやってって言ってもらえるのが嬉しくてやってるんですけど、それにさえ「ありがとう」と言ってもらえて、すごくいい病棟だなって思いました。
C:厳しいんですけど、やっぱり患者さんの命にかかわることなので、“患者さんが1番、患者さん第一”っていうのは、いつも言われています。「時に厳しく言ってしまうこともあるけど、やっぱり患者さん第一だから・・・」って後からちゃんと指導してくれます。厳しい中にも優しさがあります。
B:はじめは、病棟の雰囲気がつかめなかったんですけど、だんだんとみんなと話すようになってきてみんな仲良くてアットホームな感じがします。
先輩との関わりで印象に残っていることは?
C:自分も仕事があるのに、全く嫌な顔ひとつせず、付きっきりで手技を教えてくれてすごくうれしかった。救命なので、ご家族も不安や緊張を抱えている中で、先輩が声をかけているのを見て、私もそういう看護ができるようになりたいなと思いました。
B:先輩は仕事終わってるのに、記録とか見てもらったり、同意書の確認や指示受けも一緒にしてくれたり、私たちの仕事に漏れがないようにきっちりちゃんと見てくれることが、優しいというかよかったなと安心します。
A:先輩と妊婦さんの関わりで、入院期間が長くなって、点滴痕もたくさんになっている妊婦さんにそれまでの妊婦さんが頑張っていることを認めるような声かけをしているのを見て、私もそんな助産師になりたいなと思いました。
就職して困ったことはどんなことですか?その時、どのようなことが助けになりましたか?
B:診療科が多いので、勉強することが多くて、日々追いついてなかったり、毎日の後追いになっていたんですけど、同期で一般的な手術を分けて勉強して共有したり、先輩にどういった勉強をしているかを聞いて、アドバイスをもらったりして勉強しています。
A:先輩の見守りの下でケアを実施する時期にスタッフステーションに先輩がいないときにどうしようかとキョロキョロしてると、師長さんが見てくれたので、安心してできました。
C:特に大きな困りごとはないですが、日々、小さな困りごとがあって、それはすぐに聞いて解決するようにしています。患者さんの対応で困ったことが起こると、手を挙げて、声を出して先輩に助けを求めるようにしています。
集合教育はどうでしたか?
B:ここは1日の研修が多いので、いいと思います。半日だと、患者さんを受け持ちながら、研修時間は先輩にお願いして、研修後、また仕事に戻ることがあるけど、1日研修だとそれがなくて安心して研修に参加できます。
A:就職するまで知らなかった職種を知ることができたり、いろんな職種の方と一緒に研修するので、その後、現場であったりすると、「あっ、研修で一緒だった人だ!」って思ったりできます。
C:研修の前になると、やっと明日みんなに会えると思って楽しみだし、会うと、今までこういうことあっったって話して共有できたので良かったです。
A:配属が決まるまで・・・就職前の健康診断や説明会の時は外部からの就職だったので寂しかったです。初日の所属発表があってから、研修を通して少しずつ仲良くなっていきました。研修中、グループワークとかで一緒になった同期を他の病棟に行ったときに見かけると声かけやすいなあって思います。
研修は実際の看護に役立っていますか?
C:普段はICUにいるので、「関連部署見学研修」で実際に他の病棟に行ってみて、病棟特有の大変さとか分かったので、患者さんの継続看護に役立ちます。あと、BLS研修・・・いざっていうときに役立ちそう。
A:私も「関連部署見学研修」でNICUに行かせてもらえて、NICUに入院されている赤ちゃんのお母さんが産科に入院されていることがあって連携する部分も多いし、NICUの看護師さんが「お母さん担当するときは赤ちゃん見に来てくれていいよ」って言ってくれたこともあって、NICUに知ってる方がいて行きやすくなったし、連携につながるなって思えました。
B:各部門の方からの講義がよかった。どこに何があるのかとか、各部門の方々がどのような業務をされているかについてなかなか聞けるタイミングがなかったので、集合研修で聞けたことで、集合研修の資料を病棟でも師長や先輩方と共有することもできてよかったです。
患者さんの笑顔を増やしたい
今後、どんな看護師を目指しますか?
A:自分の行う看護や言葉一つで患者さんがいい方向にも悪い方向にも影響を及ぼすかもしれないので、責任感を持って、日々学んで、安全第一で、患者さんの笑顔を増やすことができる看護師を目指します。
B:私は話しかけやすい看護師を目指したいと思います。患者さんにも家族さんにも声をかけてもらえるように忙しさを見せないように、タイムマネジメントをしていきたい。患者さんは、この人忙しそうにしてるから話しにくいって思ってはることもあるから、私は、患者さんが困っていることを聞ける看護師になりたいです。
C:意識のない患者さんも多いが、患者さんに声をかけて、患者さんの発言だけでなく、表情やバイタルサインから声じゃない声を聴けるようにしていきたい。
去年の自分に伝えたいこと
去年の自分に伝えたいことは?
A:ここを選んでよかった。病棟の方々が優しすぎて、温かく迎えてくれたよ。
B:内部の子が多いと思ってたけど、外部からの子も多いし、安心してきていいよ。
C:いっぱい知ってる同期がいるのは安心。でも、学校に関係なく、同期のみんなとすぐに仲良くなれるよ。