消化器内科 
-治療について-

機器の紹介

医療機器 SpyglassDS
特徴

最新の胆膵管用内視鏡システムSpyglassDSを導入いたしました。
元来ERCPというのは造影剤を用いてその2次元の陰影により結石や狭窄を診断・治療をするものでした。このシステムを導入することにより、今迄直接見る事の出来なかった胆管や膵管を高精細なデジタル映像で診断・治療を行うことが可能になりました。外科手術前に切除範囲を明確でき、これまで内視鏡的に治療困難な胆管結石をEHL(電気水圧衝撃波胆管結石破砕装置)併用する事により低侵襲に治療出来るなど様々な利点があります。

 

 

医療機器 超音波ガストロビデオスコープOLYMPUS GF TYPE UCT260
検査・治療 胆膵系の精密検査(生検含む)やドレナージ、上部消化管の粘膜下腫瘍
特徴

本スコープは体外式超音波など体外からのアプローチが困難な胆膵系の精密検査(膵癌などの浸潤範囲の評価や病理診断)や上部消化管の粘膜下腫瘍の病理診断などの診断だけでなく、膵嚢胞のドレナージなど治療にも応用されます(EUS-FNA)。近年、画像技術の進歩に伴い、比較的小さな膵腫瘍などが発見されるようになりましたが、治療方針決定のためには良悪性の判断が必要となります。そのような場合に正確な病理診断とともに、局所の進展範囲も評価することができ、治療方針決定に大きく貢献しています。

 

 

医療機器 OLYMPUS SIF-H290S
検査・治療 小腸、十二指腸深部、術後再建腸管の検査・治療(ERCP関連手技)
特徴

ERCP関連手技の増加とともに、近年、術後再建腸管症例に対するERCPも増加傾向にあります。特にRoux-en Y再建では腸管癒着や長い拳上脚の影響により通常内視鏡では主乳頭や胆管空腸吻合部に到達することは困難でした。当院ではこれまで、術後再建腸管症例(特にRoux-en Y)に対し従来のシングルバルーン小腸内視鏡(SIF-Q260 Olympus)を用いていましたが、有効長が長く鉗子口径も小さかったため使用できる処置具が限られていました。しかし、有効長が短く鉗子口径も広いSIF-H290Sの導入により、種々のERCP処置具が使用可能となり、現在、術後再建腸管を有する膵胆道疾患症例に対しERCP関連手技を積極的に行っています。

 

 

医療機器 Cool-tip RFA Ablation system(ラジオ波焼灼療法)
検査・治療 肝腫瘍(原発性肝癌,転移性肝腫瘍)
特徴

針状電極を腫瘍内に刺入し、ラジオ波を発生させて腫瘍を凝固壊死させます。外科的手術ほど身体への負担はなく、腹部に大きな傷もできず、サイズが比較的小さなもの(3cm, 3個以内が望ましい)に対して積極的に行っています。

 


診療実績

(件数)

診療実績 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
上部消化管内視鏡 3,972 4,428 3,905 3,737 3,832
下部消化管内視鏡 1,942 2,073 1,613 1,506 1,599
内視鏡的粘膜下層剥離術(胃・食道) 78 115 83 99 89
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(診断・治療) 322 402 367 413 478
内視鏡的食道静脈瘤硬化療法 10 18 20 17 19
内視鏡的食道静脈瘤結紮術 18 33 34 14 18
腹部超音波検査 3,334 3,432 3,130 3,145 3,244
ラジオ波熱凝固療法 30 30 17 3 49
肝生検 21 37 34 27 42
胃ろう造設 23 27 12 21 51
緊急上部内視鏡(止血術含む/胆膵) 280/113 409/110 389/123 546/179 419/170
小腸ファイバー(シングルバルーン) 33 46 34 20 29
カプセル内視鏡 19 27 17 25 26
超音波内視鏡(消化管) 77 67 83 80 68
超音波内視鏡(胆膵) 195 242 282 262 281
EUS-FNA 71 61 75 75 112
EUS-intervention 10 36 15 37
高度IBD治療(バイオ製剤管理等の累積件数) 26 37 46 87 103
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