乳腺外科 
-治療について-

当院乳腺外科が乳がん診療において最も大切にしていることは次の3つです

  1. エビデンスに基づいた乳がん治療
    その為にはまず正確な診断が必要です。当院では精度の高い診断に必要な画像検査が可能であり、またそれぞれの病態にあった組織検査を経験豊富な専門医が行います。
    次に、必要かつ十分な手術が求められます。乳がんの標準手術は時代とともに変遷を繰り返していますが、根治性と整容性そして術後のQOL(生活の質)を確保できる手術を提供します。
    更に重要なのが薬物療法です。術前・術後の化学療法や内分泌療法、分子標的薬や再発時に使用する免疫チェックポイント阻害剤といった多くの薬剤を適切に使用することが大切であり、安心して治療を受けて頂けるよう十分な説明を心がけています。
  2. お話し合いに基づいた自分らしさを大切にした再発治療
    転移・再発乳がんの患者様の診療においては、お一人お一人の生活のあり方や価値観、ご家族の生活など様々なことを含めて方針を検討する必要があります。お話し合いを重ねて、ご本人が治療を受けながらも自分らしく生活できるよう、治療の効果と副作用のバランスを重視した治療を一緒に考えます。積極的な抗がん治療が全てではなく、緩和治療も重要と考えおり、併用することでQOL(生活の質)の改善だけではなく、予後の改善も図ります。
  3. 遺伝性乳がんに対する積極的な対応
    遺伝性乳がんは乳がん全体の5〜10%程度と言われています。遺伝性乳がんのリスクが高い方には情報提供を行い、希望される場合は遺伝カウンセリングや遺伝学的検査を行います。

部位別がん羅患数(ほかのがん種と比べるとどのくらいの頻度か)

部位別がん羅患数

国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)

年齢階級別羅患数(どの年齢層で多いか)

年齢階級別羅患数

国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)

部位別がん死亡数(ほかのがん腫と比べるとどのくらいの頻度か)

部位別がん死亡数

国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)

年齢階級別死亡率(どの年齢層で多いか)

年齢階級別死亡率

国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)

手術件数:2023年4月〜2024年3月

乳癌根治目的手術 122件
腫瘍摘出術 15件
その他(他癌腋窩リンパ節転移巣摘出など) 6件
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