産科部門と新生児集中治療部が連携し、母体と新生児の一貫した治療を行えるよう同じフロアー(3階東病棟)に配置し、周産期母子医療センターとして、一体的に運営しています。
- 地域周産期母子医療センターに認定されています。
- 産科病床は32床です。母体胎児集中治療室(MFICU)3床、陣痛・分娩・回復室(LDR)3床、一般産科病床26床で構成されています。妊娠・分娩・産褥期におこる様々な母児の異常に対応します。
- 新生児集中治療部は新生児集中治療管理室(NICU)12床とNICU後方病床(GCU)12床で構成されています。生まれて間もない、高度で専門的な新生児医療を必要とする新生児のための医療設備を整えた集中治療部門です。
- 周産期分野の専門医は周産期専門医(母体・胎児)4名、超音波専門医2名、臨床遺伝専門医3名、胎児心エコー認証医2名が在籍し、専門的かつ高度な医療を提供しています。
- 24時間体制でハイリスク妊産褥婦の緊急搬送を受け入れています。
- 母体救命症例(産後出血や羊水塞栓症など)は救命救急センターと共同で管理しています
- ハイリスク妊娠の方の分娩には産科医とともにNICUの医師も立ち会います。新生児は出生直後より治療が開始されます。2022年以降、小児外科、小児泌尿器科、小児脳神経外科が開設され、胎児期から新生児期にかけての切れ目のない診療を行っています。
- 2023年の実績は他施設からの緊急母体・産褥搬送の受け入れは115例でした。新生児科、麻酔科、救命救急センター、放射線科、集中治療部などの多くの専門医や放射線技師、MEなどの他職種と協力し、母児とその家族にとって安全・安心な医療を提供するように日々努力しています。